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PFU、「ScanSnap iX110」発売。モバイルスキャナーのロングセラーが11年ぶりリニューアル

USB Type-C対応となり、最新の環境に対応

 株式会社PFUは、ScanSnapシリーズの新モデル「ScanSnap iX110」を11月13日に発売する。直販サイト「PFUダイレクト」での販売価格は2万7500円。

 ScanSnap iX110は、2014年に発売された「ScanSnap iX100」をモデルチェンジしたもの。従来はMicro USBポートが、USB Type-Cポートに変更されたことが大きな変更点で、これにより最新のデバイス環境に合わせたとしている。

 本体サイズは273×47.5×36mm(幅×奥行×高さ)、重量が400gと持ち運びやすく、バッテリーを内蔵しており、外出先では電源供給なしで使用できる。

 カラー、グレー、モノクロでのスキャン対応で、光学解像度はカラーとグレーで最大600dpi、モノクロで最大1200dpi。最大A4の片面スキャンに対応し、A3サイズまでの原稿は、2つ折りにして読み取ることで自動的に合成できる。名刺やレシートなど小さい原稿は複数枚同時スキャン可能。スキャン速度は1枚あたり最速5.2秒。排出方向は、原稿を曲げずに排出できるストレートパス、上部のトレイに排出し場所をとらないUターンパスの2つから選択できる。

 PCにUSB接続して利用するほか、Wi-Fi接続により、ワイヤレスでスキャンしたデータを転送することも可能。スキャンしたデータは専用ソフトウェア「ScanSnap Home」(Windows、macOS対応。モバイル版はiOS、iPadOS、Android、ChromeOS対応)で、データの分類や整理が可能。また、「ScanSnap Cloud」を利用することで、Google Driveなど他社クラウドサービスと連携してクラウドにデータを保存できる。

 ScanSnap iX110の発売にあたり、さまざまなデザインを楽しめる付け替え可能なデザインカバーも販売される。プロダクトクリエイターのミチル氏、イラストレーターのせきの氏、ライターのダ・ヴィンチ・恐山氏の3名が2種類ずつ手掛けたデザイン全6種をラインアップしており、価格はいずれも3300円。

ミチル氏のデザイン
せきの氏のデザイン
ダ・ヴィンチ・恐山氏のデザイン