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【使いこなし編】第301回
スキャンしたレシートをAIで文字起こしして簡単管理! PFUの小型スキャナー「ScanSnap iX110」活用
2026年10月15日 06:00
バッテリー内蔵でどこでも使えるハンディ型のドキュメントスキャナー「ScanSnap iX110」の活用を、第297回から実践している。
前回までの内容でドキュメントをスキャンするコツは、おおよそつかめたと思うので、今回からスキャンした画像を活用していこうと思う。今回は、OpenAIのChatGPTを使ってスキャン画像から文字を抽出してみよう。
この先の実践は、自宅内でScanSnap iX110とスマートフォンがWi-Fiでつながった状態になっているのが前提となる。セットアップ方法などは第298回を確認してほしい。
クラウド型のAIサービスでは設定に注意が必要
実践に移る前に、クラウド型のAIサービスでドキュメントを扱う際の注意点を確認しておきたい。
クラウド型のAIサービスでは、アップロードしたデータがサーバー上に保存され、AIモデルの学習に利用される場合がある。そのため、個人情報を含む郵便物や名刺など、機密性が高い情報を扱う際には、各サービスのデータ利用方針を確認するなど、扱いに注意してほしい。
例えばChatGPTでは、FAQに対象となるコンテンツをモデルのパフォーマンスと安全性の向上に使用する場合があると記載されている。こうしたデータの取り扱いは契約プランによっても異なり、個人向けプランではAIモデルの学習に利用される場合がある一方、法人向けプランでは利用しないサービスもある。例えば、ChatGPT BusinessやGoogle Workspace向けのGeminiでは、原則として入力データがAIモデルの学習に利用されないため、仕事で使う場合には、こうしたサービスを検討するといいだろう。
また、後の回で実践してみるが、「ScanSnap Cloud+」というPFUが提供するクラウドとAIを使うサブスクリプションサービスも、データはAIのモデル学習に使われることがない。
今回は、事前にデータ利用に関する設定を変更し、AIのモデル学習を防いでChatGPTを利用してみようと思う。この設定はデータをアップロードする前に行っておく必要がある。Android版の画面で設定方法を解説するが、設定の流れはiOS(iPhone)版やPC版でも同じなので参考にしてほしい。
ドキュメントをスキャンする
さっそく、文字が書かれたドキュメントをChatGPTで文字起こししてみよう。今回は、身近で整理に手間がかかるレシートを素材にしてみることにしたが、文字が書かれたドキュメントであれば何でも構わない。
無料プランでも画像からの文字起こしは問題なくできるが、画像をいくつかアップロードすると、すぐに上限に達してしまい3時間ほど待たされる。必要に応じて「ChatGPT Go(月額1400円)」などのサブスクリプションプランを検討するといいだろう。
「文字起こしをしてください」というプロンプトで指示をすれば、文字をテキスト化して表示してくれる。レシートのような表形式の場合には「文字起こしをして、CSV形式で表示してください」というプロンプトにすると活用しやすくなる。ScanSnap iX110では、明瞭にスキャン画像が得られるので、AIによる文字認識の精度も良好だ。
[*1]……CSVは項目をカンマで区切ったテキストデータで、プレーンテキストを使った汎用の表形式のこと。「表示して」と指示しないと、ファイルとして提供されることがあるので注意。逆に「ファイルにして」と指示して、コピペではなくファイル読み込みにしてもいいだろう。
ここから、出来上がったファイルを活用してみよう。Googleスプレッドシートに保存して、家計簿を付けることを想定してみる。Googleスプレッドシートはスマートフォン版では編集機能が省略されているので、データをペーストした後はPCで編集してみる。
単にスキャンした画像データとして保管するのではなく、スプレッドシートなどでデータ化しておくことで、分析してさまざまな活用ができるだろう。



















