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【使いこなし編】第297回
PFUのハンディ型モバイルスキャナー「ScanSnap iX110」をAIと一緒に使いこなそう
2026年9月3日 06:00
紙の書類はだいぶ少なくなったとはいっても、まだ完全に無くなってはいない。細々とした紙のドキュメントの整理に余計な時間を取られたくないと思いつつ、その作業方法に頭を悩ませている人も多いのではないだろうか。
今回からは、手元にある紙の書類を手軽にスキャンしてデジタル化する「ScanSnap」シリーズの活用法を実践していく。2025年に発売された、バッテリー内蔵でどこでも使えるハンディ型の「ScanSnap iX110」を株式会社PFUから貸していただいたので、こちらを使用する。初回となる今回は、ScanSnap iX110でどんなことができるのか、概要を紹介しよう。
「ScanSnap iX110」は、手軽に使えるエントリーモデル
PFUでは「ScanSnap」シリーズとして、さまざまなドキュメントスキャナーを発売している。同シリーズは、大量の書類や裁断した書籍などの紙を、連続給紙で高速にスキャンする作業に特化した製品が多くラインアップされている。
そのなかで最も手軽に、少量の書類をスキャンするという目的に適したモデルが、この「iX110」になる。連続給紙機能はなく給紙は1回のみで、1枚ずつ、もしくは名刺などの小さい書類であれば2枚を同時にスキャンできる。真っ直ぐ後ろ側に排出されるため、薄いプラスチック製カードもスキャンすることもできる。なお、対応するのは片面スキャンのみだ。
連続給紙や両面スキャンを考えているなら、より上位の「iX1300」などを選択すると良いだろう。このほか、書籍を裁断せずにスキャンできる「SV600」も用意されている。どのモデルを使用した場合でも、今後紹介する使いこなし方は参考になるはずだ。
「iX110」は、バッテリーが搭載されていてWi-Fiを使って接続できるため、取り出してスイッチを入れれば(差し込み口を開けるとスイッチになっている)、どこでもすぐに利用できる。自宅内の好きな場所に移動して使えるのはもちろん、いざとなれば外出先に持ち出してスキャンできるのも便利だ。
今回の連載では、セットアップを含め基本的にiPhone(Androidでもほぼ同様の操作が可能だ)から、すべてを操作してみようと思う。もちろんPCからでも操作は可能だ。
きれいに書類をスキャンするにはドキュメントスキャナーが最適
ここまで聞くと、「それってスマートフォンのカメラで撮影すれば済むのでは……」と思う人もいるだろう。確かに、スマートフォンで撮影すれば手軽だし追加出費も不要だ。
しかし、平面性や水平を保ちつつ、光の当たり具合に配慮して見やすく撮影するのは意外と難しい。そのため、書類をきれいに保存したい場合、スマートフォンのカメラだと苦労しがちだ。特に、OCRやAIで文字認識させるには、文字がなるべく真っ直ぐで明暗のはっきりした画像にする必要があるが、スマートフォンのカメラではうまく撮影できないこともある。
ドキュメントスキャナーであれば、差し込み口に書類を差しあててボタンを押すだけで簡単にスキャンできる。さらに、請求書・領収書や、学校からのプリントなど、日常のさまざまな書類をAIで活用できるデータとして保存しておけるのも魅力だ。
今回実践で使うアプリ「ScanSnap Home」では、スキャナーだけでなく、スマートフォンのカメラを使ったスキャンも可能となっている。いきなり「iX110」を用意しなくても、手持ちのスマートフォンで試しつつ、スキャナーを使った方がどうも便利そうだと思えたら導入してみる、という順番でもいいだろう。
本連載では単にスキャンして終わりではなく、そこから各種クラウドサービスを使い、生成AIに読みこませて活用していく手法も実践していく予定だ。具体的にどのように使いこなすと便利になるのかを、これからの連載を通じて参考にしてもらいたい。
次回からは早速、アプリ「ScanSnap Home」を使って「ScanSnap iX110」をセットアップしていこう。
今回の教訓(ポイント)
PFUの「ScanSnap iX110」はバッテリー内蔵の小型モバイルスキャナー
スマホでスキャンでき、クラウドや生成AIとの連携でさらに便利になる












