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宅内用のSIMロックフリーLTEルーター「Aterm HT100LN」、NECが8月に発売

「Aterm HT100LN」

 NECプラットフォームズ株式会社は、宅内用のSIMロックフリーLTEルーター「Aterm HT100LN」を8月1日に発売すると発表した。オープンプライスだが、市場想定価格は1万6500円(税別)。

 同社のWi-Fiルーター「Atermシリーズ」初となる宅内用SIMロックフリーLTEルーターを商品化。WAN側の回線にLTEを使用する方式のため、宅内の回線工事不要でインターネットの利用を開始できるのが特徴。また、SIMロックフリーのため、ユーザーの用途に合わせてSIMを選択可能。例えば、一人暮らしを始めるのに費用を抑えたい人、ADSLサービスの終了に伴い別のインターネット環境へ移行したい人など、回線工事不要ですぐにインターネット環境を構築できるとしている。

 LTEはバンド1(2GHz)/バンド19(800MHz)/バンド26(800MHz)に対応。最大伝送速度は、下り150Mbps/上り50Mbps。nanoSIM×1スロットを搭載しており、現時点で「イオンモバイル」「IIJmioモバイルサービス」などに対応することが確認されているほか、接続確認済みのLTEサービスリストを8月1日より製品情報サイト「Aterm Station」にて公開予定。

 LAN側は、無線LANが1ストリームのIEEE 802.11acおよびIEEE 802.11n/a/g/bに対応。最大通信速度は、5GHz帯で433Mbps(11ac接続時)、2.4GHz帯で150Mbps(11n接続時)。このほか、ギガビット対応の有線LAN×1ポートを備える。

 スマートフォン/タブレットなど子機とのWi-Fi接続設定や、SIMでデータ通信を行うためのAPN設定は、専用アプリ「Aterm らくらく設定アシスト」のウィザードに沿って操作することで行える。

 また、あらかじめ設定したWi-Fi端末が、設定した条件でAterm HT100LNに接続されると、スマートフォンアプリやメールで通知をくれる「Wi-Fi接続通知」機能を搭載。例えば「その日最初のWi-Fi接続を検知したとき」「指定した時間帯(30分単位)でWi-Fi接続を検知したとき」などの条件設定が可能で、離れて暮らす家族の決まった生活パターンを検知することによる在宅確認や、子どもの帰宅したことを外出先から確認するといった見守り機能として使用できる。

 本体の大きさは130×130×37mm(幅×奥行×高さ)、重量は約0.2kg。電源はACアダプター方式。