JR東日本、PaSoRiを利用したSuicaチャージ・ネット決済に対応


Suicaインターネットサービス

 東日本旅客鉄道(JR東日本)は、非接触ICカードリーダーライター「PaSoRi(パソリ)」を利用したSuicaへのチャージ(入金)・決済サービスを27日より開始する。

 「PaSoRi」は、ソニーが開発したUSB接続型の非接触ICカードリーダーライター。PCなどに接続することで、交通系ICカードの残高確認や、電子マネー「Edy」の入金・残高確認などが可能。

 27日に開始するサービス「Suicaインターネットサービス」では、「PaSoRi」経由でSuicaへのチャージが可能となる。チャージできる金額は、1000円以上からで、1円単位で入金可能。利用限度額の2万円までチャージできる「満タンチャージ」機能も提供する。利用には、決済用のクレジットカードとして「Suica付きビューカード」が必要。

 また、「Suicaインターネットサービス」ではネットショッピングの決済も可能。決済方法に「Suicaインターネットサービス」が利用できるサイトにて、「PaSoRi」を通じてSuicaの電子マネー機能で支払いができる。27日時点では、JR東日本が提供するショッピングサイト「えきねっとShopping」のみ対応するが、順次拡大していくという。

 「Suicaインターネットサービス」の登録には、JR東日本が提供するサービスの共通ID「My JR-EAST」が必要。使用するSuicaの登録や、チャージサービスを利用する場合にクレジットカード情報などを登録することで、登録が完了する。

 サービス開始は7月27日5時からで、ネット決済サービス開始は同日10時から。サービス別の提供時間は、利用登録の場合で5時から23時45分、チャージの場合で4時から26時、ネット決済の場合で24時間対応する。


関連情報


(村田 奏子)

2009/7/3 11:12