IIJが中小企業向け新ブランド「LaIT」、低価格ホスティングなど

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　インターネットイニシアティブ（IIJ）は、中小企業をターゲットとした新サービスブランド「LaIT」を発表した。月額2100円からの低価格ホスティングサービスなどを7月29日より提供する。

　「LaIT」は、IIJがこれまで大手企業に提供してきたサービスの品質を維持しながら、中小企業向けにシンプルなスペックのサービスを低価格で提供するものだという。まず第1弾として、「LaIT レンタルサーバ webrex」と「LaIT プライベートイーサ」の2つのサービスを開始。追って、ブロードバンド接続やモバイルインターネット接続などを投入する。

　「LaIT レンタルサーバ webrex」は、独自ドメイン名のWeb・メールが使える共有型ホスティングサービスで、携帯コンテンツ支援機能を標準提供するのが特徴。株式会社シンメトリックの携帯向けコンテンツ変換エンジン「roundabout」を採用し、XHTML＋CSSの1ソースをアップロードするだけで、自動でコンテンツや絵文字を変換し、携帯キャリアや機種に応じて表示を最適化する。

　料金は、初期費用が10500円。月額料金は、ディスク容量2GBの「S02」が2100円、10GBの「S10」が4200円、40GBの「S20」が7350円、80GBの「S30」が9450円。いずれのコースも、CGIやPHPが利用可能。Movable TypeやXOOPSなどのアプリケーションも自由にインストールできる。携帯コンテンツ支援機能が標準で利用できるほか、画像サイズを変換するオプション機能も月額21000円で利用可能だ。メールサーバーでは、Kasperskyによるウイルス／迷惑メール対策機能を無料で提供。なお、メールアカウント数は、「S02」が20個までとなっているが、他のコースは無制限だ。

　「LaIT プライベートイーサ」は、顧客企業の拠点に設置するルータ「SEIL/X」間をL2のイーサネットVPNで接続するサービス。接続設定などすべて自動化されており、拠点に敷設済みのBフレッツまたはフレッツ光ネクストの回線に接続することですぐにVPNを利用できるという。10拠点まで接続でき、1拠点あたりの料金は、初期費用が31500円、月額料金が9345円。

　IIJでは、7月29日から10月31日までの間に「LaIT」のサイトから各サービスに申し込んだ顧客に対して、それぞれ初期費用を無料にするキャンペーンを実施する。また、「LaIT レンタルサーバ webrex」については、7月28日までに申し込んだ顧客に対して、8月31日まで「S10」コースを無料で体験できるトライアルキャンペーン（先着50社限定）を実施する。