mixi、携帯フィルタリング活用の年齢確認を8月18日から実施


年齢確認の概略図

 ミクシィは、SNS「mixi」における青少年ユーザー保護のためのユーザー確認を8月18日より実施する。携帯電話のフィルタリング適用者を判別することで、システム的に年齢確認を行う。

 mixiは、2008年12月10日から、利用可能年齢を15歳に引き下げた。ただし、18歳未満のユーザーについては、コミュニティ機能や友人検索機能が利用できないなどの機能制限を設けている。

 これまで、ユーザーの年齢確認は、会員登録時のユーザー設定に基づいていたことから、年齢を偽れば18歳未満でもフル機能を使うことができた。今回から、18歳未満の携帯電話利用者に対して提供が義務付けられているフィルタリングサービスを活用したユーザー確認を実施することにより、ゾーニングの強化を図る。

 具体的には、フィルタリング判別専用サイトを設け、そのサイトにある画像(1ピクセル程度)をmixiのトップページなどに貼り付ける。mixi自体は、モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)の認定サイトであるため、フィルタリングを通過できるが、貼り付けた画像は認定サイト外から持ってきたものであり、フィルタリングを通過できない。よって、その画像が表示されなければ、18歳未満のユーザーということになり、保護施策が適用される。

 なお、携帯電話のフィルタリングを利用しているため、「mixiモバイル」にアクセスした際に年齢確認が有効となる。PCサイトでは今回の年齢確認は行われないが、「未成年は携帯電話でのmixi利用が多いため、効果を発揮できる」(ミクシィ広報)という。

 18歳未満のユーザーに対する保護施策は、従来から変更はない。また、既に実施しているサポートやパトロール体制、セキュリティシステムの整備、新規登録時の携帯電話端末認証、EMAなど各種団体と連携した啓発発動も、今後随時強化していくとしている。


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(野津 誠)

2009/7/28 11:00