Microsoft、成長国市場向け携帯統合アプリ「OneApp」発表


 米Microsoftは24日、スマートフォンではない多機能携帯電話、いわゆる「フィーチャーフォン」向けの携帯アプリ「OneApp」を発表した。このアプリケーションは、まず南アフリカでサービスを開始する。

 「OneApp」はプラットフォーム兼ランチャーのような統合ソフトであり、Facebook、Twitter、Windows Live Messenger、ゲームなど複数のアプリケーションを登録できる。メモリやプロセッサの性能が限られている携帯電話向けにJavaで設計しているため、使用メモリ容量は150KB、登録するアプリは30KBと軽量に抑えられている。また、効率よくデータ通信できるように工夫されている。

 現在、世界人口の約半分が携帯電話を保有しているとされるが、Facebookのようなソーシャルサービスや、成長国市場で必要とする医療、金融、教育などの情報を得るためのアプリケーションが利用できないことが多かった。「OneApp」をインストールすることによって、これらの成長国市場でも情報とサービスへのアクセスを実現したい考えだ。

 発表時点で、「OneApp」は南アフリカのBlue Label Telecomが提供する「mibli」サービスで利用可能。さらに2010年にかけて、Microsoftでは複数の国で「OneApp」を発表したい考えだ。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2009/8/25 12:10