OpenWP、神奈川県藤沢市で地域WiMAXサービスを開始

オープンワイヤレスプラットフォームのサービス開始時の提供エリア。慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス周辺から湘南台駅方向に向かった約3.2km

　オープンワイヤレスプラットフォーム合同会社（OpenWP）は11日、神奈川県藤沢市湘南台地区において地域WiMAX通信サービスを9月17日に開始すると発表した。

　オープンワイヤレスプラットフォーム合同会社は、地域ワイヤレスアクセス事業の提供を目的として、インテック、ジュピターテレコム（J：COM）、ブロードバンドタワー、ワイドリサーチなどの出資により2009年3月に設立された企業。6月24日に総務省関東総合通信局から神奈川県藤沢市における地域WiMAXの無線局免許を取得し、事業開始に向けて準備を進めていた。

　9月17日のサービス開始時点では、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス周辺から湘南台駅方向に向かった約3.2kmをエリアとして、2.5GHz帯を利用した地域WiMAX通信サービスを提供する。当初は、学術機関や地方公共団体、商店街などとの契約を展開。第1号の利用者となる慶應義塾大学SFC研究所では、地域WiMAXを活用したビジネスモデルや機器を開発する企業などを募り、産官学による共同の研究開発、実証などのプロジェクトを推進する。