Googleの第3四半期決算は27%増益、「最悪期は脱した」とCEO


 米Googleは15日、2009年第3四半期(7月~9月)の決算を発表した。売上高は59億4000万ドル(前年同期比7%増)、GAAP(一般会計原則)ベースの純利益は16億4000万ドル(同27%増)の増収増益となった。GoogleのEric Schmidt CEOは、「景気回復のペースについては多くの不確定要素があるが、我々は不況の最悪期を脱したと信じており、将来に向けた大規模な投資に自信を持っている」とコメントした。

 売上の内訳は、Googleが保有するサイトからの売上が67%(39億6000万ドル)、提携サイトからの売上が30%(18億ドル)。売上全体の53%(31億4000万ドル)は米国外からの売上が占めており、この割合は前年同期の51%から増加している。Googleがトラフィック獲得のために支払ったコストは15億6000万ドルで、広告売上の27%に相当する。


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(三柳 英樹)

2009/10/16 13:17