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米Barnes & Noble、電子書籍リーダー「nook」発売

リアル店舗内なら全部立ち読み可能


「nook」の紹介ページ

 米書店最大手のBarnes & Nobleは20日、独自の電子書籍リーダー「nook」を発表した。モノクロ電子ペーパーディスプレイとタッチスクリーンカラー液晶ディスプレイの2画面を搭載しており、3G/Wi-Fiネットワーク経由で書籍をダウンロードできる。11月終わりごろに259ドルで販売開始する予定だ。

 nookは、大きさが7.7×4.9×0.5インチ(縦×横×厚さ)、重さが317グラム。縦長のInk社製6インチ16階調モノクロ電子ペーパーディスプレイと、横長の3.5インチタッチスクリーンカラー液晶ディスプレイを上下に並べて搭載している。内蔵メモリは2GBで、ここに約1500冊の電子書籍を保存できる。さらに、microSDスロットには最大16GBのメモリを搭載可能だ。

 米AT&Tの3G携帯ネットワークとIEEE 802.11b/g Wi-Fiネットワークを無料で利用でき、電子書籍をダウンロードできる。対応しているフォーマットは、EPUB、eReader、PDF。スクリーンセイバーとして使うためにJPEG、GIF、PNG、BMP画像ファイルも表示できる。MP3プレーヤー機能、モノクロ内蔵スピーカー、ステレオヘッドホンジャックも装備する。

 Barnes & Nobleではnookの発表に合わせ、100万冊を超える電子書籍を用意した。ほとんどのベストセラーや新刊は9.99ドル。また、「The New York Times」「Wall Street Journal」を含む新聞20紙以上、「Forbes」「Newsweek」などの雑誌の購読も可能だ。

 nookならではの特徴として、「LendMe」技術を搭載した。これは、自分が読んでいる電子書籍を、最大14日間、友人に無料で貸せる仕組みだ。貸し出し先として対応している端末はiPhone、iPod Touch、BlackberryおよびMotorola製スマートフォンの一部。さらにBarnes & NobleのeReaderソフトウェアを使えばPCやMacにも転送できる。

 読んでいるページにしおりや付せんも付けることも可能だ。これによって、nookを家に置き忘れても、外出先でiPhoneやノートPCから読み続けることができ、そのしおりや付せんをシンクロできる。

 特に大手書店ならではの特徴として、Barnes & Nobleの店舗内であれば、AT&TのWi-Fiネットワークと無料接続し、販売されているすべての電子書籍を無料で読める点が挙げられる。ただし、これはあくまでも店舗内に限られる。そのほか、店舗内に限定される特別なコンテンツも用意される。Barnes & Nobleは店舗内に喫茶店を設け、紙の書籍でも座って試し読みできる書店として知られており、電子書籍でもそれを実践したかたちになる。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2009/10/21 14:49

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