はてな、友だちに限定して発言を公開できる「はてなハイク2」


「はてなハイク2(仮称)」のクローズドベータテストを告げる画面。サービス画面は参加者を含めて外部公開を禁止しているという

 株式会社はてなは1日、ミニブログサービス「はてなハイク2(仮称)」のクローズドベータテストを11月28日に開始したと発表した。現在、約1000名が参加しており、ユーザー枠は利用状況に応じて拡大される予定だ。

 「はてなハイク2」は、自分が招待したり、友人申請を承諾したユーザーを「ともだち」として、発言内容を「ともだち」に限定して公開できるミニブログサービス。また、1アカウントで用途に応じて複数の「ともだち」設定が可能な「分身機能」の実装も予定している。

 はてなでは、一般的なミニブログサービスは発言内容の全体公開が前提のサービスが多く、「プライベートな書き込みがしにくいという課題がある」と説明。「はてなハイク2」では、発言内容を「ともだち」のみが閲覧できる設計を前提としたことで、「より安心して身の回りの出来事や個人的な話題の投稿が可能になる」としている。

 現在利用可能な機能は、携帯電話のGPS機能を利用して現在地を地図表示できる「イマココ」、PCから絵を描いて投稿できる「手書き」機能、特定テーマに関する発言を投稿できる「ルーム」機能などを用意。また、メールによる書き込みや写真の投稿が可能なほか、他ユーザーの発言に対して評価機能「はてなスター」もつけられる。

 「はてなハイク2」は、はてなが11月28日に京都市で開催したユーザーイベント「HUG Kyoto(Hatena Users Group Kyoto)」で初公開され、イベント参加者と参加者から招待を受けたユーザーの合計約1000名が現在クローズドベータテストに参加している。はてなでは、今後の利用状況に応じてユーザー枠の拡大を図る予定という。

 なお、「はてなハイク2」は仮称としてのサービス名称となり、現在運営する「はてなハイク」の後継サービスまたは別サービスとして運用するかは現時点で未定としている。


関連情報


(村松 健至)

2009/12/2 12:26