ソースネクスト、Windows 7への乗り換えを支援する特設ページ


ソースネクスト常務取締役セールスグループ担当執行役員の小嶋智彰氏

 ソースネクストは7日、Windows 7への乗り換えを支援する特設ページ「誰でもカンタン Windows 7 引越術」を開設した。簡単な質問に答えるだけで、最適な乗り換え方法を案内する「Windows 7 乗換えタイプ診断」コーナーを用意する。

 「Windows 7 乗換えタイプ診断」では、新しいPCを買うのか、OSのみアップグレードするのか、また、現在使用しているOSなどの質問が出されるので、選択肢の中から該当するものをクリックする。回答では、OSの上書きだけで済むのか、バックアップが必要かなどを案内し、その方法を説明するほか、ソースネクストのデータ引っ越しソフトやバックアップソフトを紹介する。

 同日、ソースネクストは、Windows 7引っ越し応援プロモーション施策に関する記者説明会を開催し、同社常務取締役セールスグループ担当執行役員の小嶋智彰氏がWindows 7への取り組みについて説明した。ソースネクストでは、2008年10月からWindows 7対応の準備を開始し、2009年3月から対応保証ソフトを順次発表。小嶋氏は、「Windows 7対応ソフトの紹介ページは、Windows 7発売後に3倍のアクセス数となった。引っ越し支援ソフトなどの販売に期待している」とコメントした。

 さらに、「ユーザーはWindows 7に興味はあっても、乗り換えには不安を感じている。また、現在のPC環境によって、乗り換えパターンはいくつもあり、初心者には難しい」と説明。そこで、特設ページ「誰でもカンタン Windows 7 引越術」を開設し、ユーザーのWindows 7への乗り換えを支援する。マイクロソフトのWindows 7案内ページからも、ソースネクストの特設ページへリンクが設置されるという。小嶋氏は、「Windows 7への移行を推進するとともに、PC市場を活性化させ、盛り上げたい」とアピールした。


Windows 7への取り組みWindows 7への乗り換え関連ソフト

12月にWindows 7への乗り換え増える。サポート強化

 マイクロソフトのコマーシャルWindows本部本部長である中川哲氏は、Windows 7発売後の状況を説明。「第三者機関の調査によるとOSのパッケージの販売数は前年同期比で6.2倍になってるが、マイクロソフトでは、7倍まで伸びると見ている」と話す。

 コールセンターへの問い合わせ数の状況は、Windows 7発売後2週間でピークに達し、その後落ち着いたという。「問い合わせが落ち着いたのは、Windows 7の品質が評価されているからだと思う。ユーザーからは、パフォーマンスや検索精度を評価する声が多い」とのこと。ちなみに、コールセンターへの問い合わせトップ3は、1位が「アップグレード方法」、2位が「システム要件について」、3位が「Windows XP Modeに関する質問」だった。

 中川氏は、12月下旬から再びコールセンターへの問い合わせが増えると予測する。その理由としては、「先に乗り換えた人の評判を聞いて、年末のボーナス時期に新しいPCを購入したり、OSをアップグレードする人が多くなるため」。また、Windows 7発売当初はPCスキルの高いユーザーが購入していたが、12月は初心者ユーザーが多く購入すると見ており、初心者向けのサポートも強化する考え。さらに、「年末年始だけでなく、年度末もPCやOS乗り換えの需要がある」とし、マイクロソフトとしてもOSの移行に重点を置いたマーケティングを行う方針を示した。

マイクロソフトコマーシャルWindows本部本部長の中川哲氏Windows 7発売後の状況。サイトで移行に関する情報を紹介


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(野津 誠)

2009/12/7 16:32