テレビのように眺められるTwitterクライアント「Seesmic Look」



Seesmic Lookでの表示例(Seesmic公式ブログより画像転載)

 米Seesmicは21日、Twitterの新しい使い方を提案するユーザーインターフェイスを持つTwitterクライアント「Seesmic Look」を公開した。Windows 7/Vista/XPに対応しており、.NET Framework 3.5 SP1が必要。特にWindows 7に最適化されており、Microsoft Visual Studio 2010上のWPF(Windows Presentation Foundation)で開発されている。ユーザーインターフェイスは英語だが、日本語などのつぶやきも表示できる。

 「Seesmic Look」は、インターネットに詳しいTwitterユーザーではなく、Twitterについて詳しくない、例えば「自分の母親でも使用できる」ことを目指して開発された。そのため、Twitterアカウントを保有していなくても利用することが可能だ。

 この場合、ニュース、スポーツ、政治、セレブなど、あらかじめ用意されたカテゴリーや、現在進行中の出来事を表示するトレンド、ブランドに合わせた画面デザインを持つチャンネルなどを選択し、テレビのように切り換えて眺めることができる。

 Twitterの使い方を知らない人でも、新聞やニュースでTwitterのことを聞き、セレブが使用していることを知っているような場合、このモードで使用することでつぶやきを眺めることができる。

 つぶやきの表示方法には、標準的なタイムラインと、プレイバックモードの2種類がある。タイムラインビューはTwitterの標準的な見方だが、「Seesmic Look」に用意されたプレイバックモードは、新しいつぶやきがアニメーションでフェードイン/フェードアウトしながら、画面のあちらこちらに表示されてゆく。

 この表示方法は画面右上のアイコンで設定できる。また、アニメーションさせたくない場合には、設定画面で変更できる。画面背景も暗いものと明るいものの2種類が用意されており、設定画面で変更できる。

 Twitterアカウントを持っている場合、ログインして通常の使い方をすることもできる。画面右側のアイコン欄には、タイムラインに表示されたつぶやきからプロフィールの閲覧、返信、ダイレクトメール、RTの投稿、お気に入りメッセージの登録などを行うことができる。

 Seesmicではすでに、AIR上のデスクトップクライアント、Windowsネイティブアプリケーション、Web、モバイル向けにはAndroid、BlackBerryなどさまざまなプラットフォーム向けにアプリケーションを開発している。Twitterのヘビーユーザーには、それらのアプリケーションの使用を勧めている。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2010/1/22 14:48