情報処理学会、50周年記念大会を3月開催。新たな論文誌も創刊


「デジタルプラクティス」表紙

 社団法人情報処理学会は、3月8日から12日まで「情報処理学会創立50周年記念(第72回)全国大会」を東京大学・本郷キャンパスで開催する。聴講参加費は無料で、Webサイトで事前予約を受け付けている。

 情報処理学会は、コンピューターとコミュニケーションを中心とした情報処理に関する学術や技術の進歩発展と普及啓蒙などを目的に1960年に創立。2010年で創立50周年を迎える。現在の会員数は約2万人、賛助会員は約300になるという。

 今回、創立50周年の記念事業の一環として開かれる「情報処理学会創立50周年記念(第72回)全国大会」は、「コンピュータの無い社会を想像出来ますか?」がテーマ。大会は「言語処理学会第16回年次大会」と共催、「ソフトウェアジャパン2010」と併催される。

 会期中には、大学生を対象にした「イマジンカップ(ソフトウェアデザイン部門)」の日本大会「情報処理学会×イマジンカップ日本大会」、高校生を対象にしたロボット大会「情報処理学会×ロボットを作ろう、動かそう」も行われる。

 情報処理学会ではこのほか、実務現場で情報技術に携わる人に向けた論文誌「デジタルプラクティス」を2月15日に創刊した。発行は季刊で、「Vol.1 No.1」では「サービスサイエンス」を特集。情報処理学会の会員には会誌に同梱して送付される。また、同誌はWebサイトでも公開され、会員有無を問わず、無料で論文を入手できる。


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(村松 健至)

2010/2/15 13:47