「Google日本語入力」開発版アップデート、学習アルゴリズム改善


 グーグルは3日、日本語入力ソフト「Google日本語入力」の開発版をアップデートした。既に開発版を使用しているユーザーは、自動的に更新される。バージョン番号はWindows版は「0.10.281.100」、Mac版は「0.10.281.101」。

 Google日本語入力の開発版は、一般に公開しているベータ版の機能に加えて、開発段階の新機能などを盛り込んだバージョン。一部のテストが省略されているほか、ベータ版に比べて頻繁に更新されるため、一般ユーザーに対してはベータ版の使用が推奨されている。

 今回アップデートされた開発版では、学習アルゴリズムの変更により、「使うほどに意図しない変換が出るようになる」という問題を改善。入力履歴サジェストについても、入力確定後にバックスペースキーで確定した文字列を消去した場合にはサジェストに反映しないようにし、誤変換がサジェストされるケースを抑制した。

 また、「ATOK」と「ことえり」用の辞書をインポートできるようにしたほか、キー設定ツールでのキー指定をキーボードから直接指定できるように変更。MS-IMEモードでの「無変換」キーの動作の変更や、ローマ字テーブルの登録数の拡張などを行っている。


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(三柳 英樹)

2010/3/3 19:14