ドイツ市民の過半数、ショッピング前にネットで情報収集


 独IT業界団体のBITKOMが14歳以上の1000人を対象に行った調査の結果によると、ショッピングをする前にインターネットで価格や製品情報をチェックしていると回答した割合が55%と、過半数に上っていることがわかった。

 重視している情報(複数回答可)は、製造業者および販売会社のWebサイトで、回答者のおよそ3分の1が利用していた。また、29%は価格比較サイトや試用レポートを掲載するネットメディアサイトを利用していると回答した。ブログは7%、電子掲示板は12%だった。

 回答者の37%は、インターネットのみを情報源としていると回答しており、インターネットへの依存度が高まっていることがわかる。最も重要なポイントは、他の消費者からの情報だった。48%が他の消費者の評価を参照すると回答し、31%は利用している人の意見を参照すると回答した。他方で、自分の意見を公開するとしたのは20%にとどまった。高齢者も他人の評価を参照しており、およそ3人に2人が他者の評価を参照すると回答、39%が影響を受けたと回答している。

 ドイツでも、インターネットが価格形成、消費者市場形成に重要な役割と果たしている状況が浮き彫りになったかたちだ。


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(Gana Hiyoshi)

2010/3/15 16:26