ゲーム機でのネット接続、ゲーム目的以外の利用は1割あまり


「2010CESA一般生活者調査報告書~日本・韓国ゲームユーザー&非ユーザー調査~」

 社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は26日、一般消費者のゲーム利用実態について調べた報告書「2010CESA一般生活者調査報告書~日本・韓国ゲームユーザー&非ユーザー調査~」を発刊した。価格は5250円。「デジタルデータCD」版も1万500円で販売する。

 日本における調査は、1月13日から2月9日まで、郵送による自記式アンケートで実施し、1103人から有効回答を得た。

 報告書によると、「現在も継続的に家庭用ゲームに接している」と回答したのは33.2%で、その結果をもとに国内の「家庭用ゲーム現参加者」を3605万人と推計している。前年の29.4%から3.8ポイント上昇しており、「巣ごもり消費傾向」を反映しているという。

 ハードウェア別の家庭内保有率(複数回答)は、ニンテンドーDS/DS Liteが51.9%(前年比1.0ポイント増)で最多。以下、プレイステーション2が36.4%(同4.0ポイント減)、Wiiが36.1%(同11.6ポイント増)、ゲームボーイアドバンス(SP含む)が24.8%(同1.5ポイント増)、ゲームボーイ(カラー含む)が22.0%(同1.7ポイント増)、PSPが21.0%(5.5ポイント増)などと続く。

 家庭用ゲーム現参加者366人のうち、ゲーム以外の目的でも家庭用ゲーム機からインターネットを利用していると回答したのは、12.0%(44人)にとどまった。利用目的(複数回答)としては、「動画視聴(YouTube、ニコニコ動画など)」の52.3%、「情報検索」の50.0%、「お気に入りのホームページ・ブログの閲覧」の47.7%が多く挙がった。ゲーム以外の目的でインターネット利用するときのゲーム機として最も多かったのは、Wiiの47.7%だった。

 このほか、iPhone/iPod touch向けゲームの経験については、1103人のうち85.3%が「今まで一度もしたことがない」と回答している。


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(永沢 茂)

2010/4/27 06:00