YouTube、1対多の議論を可能にする「Googleモデレータ」機能を追加
米Googleは27日、YouTubeの全チャンネルに「Googleモデレータ」機能を追加したと発表した。Googleモデレータを使うと、チャンネル保有者の提出した質問や話題に対して、視聴者がコメントを返すことができる。さらにそのコメントにも、視聴者全員が「良い」(親指上アイコン)、「悪い」(親指下アイコン)で意思表示ができ、良いコメントをふるいにかけるソーシャルな仕組みを提供する。
Googleモデレータは、これまで米国のオバマ大統領や、カナダのハーバー首相にインタビューする際に、良い質問や多くの人が聞きたいと思っている質問を選び出すために使用された実績がある。
Googleモデレータを自分のチャンネルで使用するには、チャンネル編集メニューからモデレータの設定を行う。そして視聴者に投げかけたい質問や話題、視聴者が投稿できる文章の長さ、匿名投稿の可否などを設定する。
チャンネル保有者は、ユーザーからの反応に基づき、動画で返信する必要がある。また、ユーザーの投稿に対しては、それぞれコメントを付けられる。Googleモデレータを別途、Webサイトやブログに埋め込むことも可能だ。
YouTubeでは、これまで動画コメントや限られたコメントスペースでしか議論できないという欠点があったが、これで大きく改良されることになる。
関連情報
(青木 大我 taiga@scientist.com)
2010/5/28 12:01
-ページの先頭へ-