6月の月例パッチ適用後に不具合、セキュリティ対策ソフトの旧製品が原因
マイクロソフト株式会社は23日、6月の月例セキュリティ更新プログラム(修正パッチ)「MS10-041」を適用した場合に、マカフィーとシマンテックの古いウイルス対策ソフトが原因となって不具合が発生するとして、サポート技術情報を公開した。
マイクロソフトによると、6月の月例修正パッチをWindows Updateでインストールした一部のユーザーから、Windows Update実行後に「×個中×個のイントール」の画面で停止し、自動的にシャットダウンされない現象や、Windowsのモジュール「Msiexec.exe」が不審なプログラムや悪質なスクリプトとして検出されるといった報告が寄せられたという。
マイクロソフトが調査した結果、この現象はマカフィーの2006年度以前の製品と、シマンテックの「Norton 2005」以前の製品が原因であることが判明。これらの製品が、「MS10-041」に含まれる特定のモジュールをブロックするため、問題が起こるという。
マカフィーとシマンテックでは、それぞれこの問題への対処法をウェブサイトで公開。また、マイクロソフトでもサポート技術情報を公開した。なお、いずれの製品も、最新版を使用している場合にはこの現象は発生しないとしている。
関連情報
(三柳 英樹)
2010/6/23 18:07
-ページの先頭へ-