話した言葉をiPhoneで21言語へ翻訳出力可能、NICTが今年度中に一般公開へ
独立行政法人情報通信研究機構(NICT)は29日、話した言葉をiPhoneで21言語へ翻訳出力できるネットワーク型サービスを開発したと発表した。今年度中に一般公開して機能検証を行い、本格的な実用化を目指す。
音声翻訳画面 | 言語選択画面 |
多言語の音声・言語処理技術の研究を進めている、NICTのMASTARプロジェクトが開発した。iPhoneアプリで音声を入力し、3G回線またはWiFi経由でサーバーと連携して翻訳出力する仕組み。すでに日本語、英語、中国語の3言語において、双方向の旅行会話音声翻訳技術を開発していたが、今回、対象言語を21言語に拡大した。
翻訳元言語は、日本語、英語、北京語、インドネシア語、ベトナム語、マレー語の6言語で、音声入力に対応する。翻訳先言語は、これら6言語が音声出力とテキスト出力に対応。さらに、韓国語、台湾華語、タイ語、ヒンディ語、アラビア語、デンマーク語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、イタリア語、オランダ語、ポルトガル語、ロシア語、タガログ語、ブラジル・ポルトガル語については、テキスト出力のみに対応する。
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(永沢 茂)
2010/6/29 16:33
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