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政府のセキュリティ年度計画「情報セキュリティ2010」が決定


 政府の「情報セキュリティ政策会議」は22日、各府省庁が実施するセキュリティ施策をまとめた年度計画「情報セキュリティ2010」を決定した。

 「情報セキュリティ2010」は、2010〜2013年度の4カ年計画として策定された「国民を守る情報セキュリティ戦略」の年度計画として、各府省庁が2010〜2011年度に実施する196の施策をまとめたもの。「国民を守る情報セキュリティ戦略」では、2014年までに情報セキュリティに対する国民の不安を解消、2020年までに世界最先端の「情報セキュリティ先進国」を実現することを目標としている。

 「情報セキュリティ2010」の施策の内訳は、大規模サイバー攻撃への対処が19施策、情報セキュリティ政策の強化が177施策。大規模サイバー攻撃への対処施策としては、適切な初動対処のため内閣官房に態勢を整備し訓練を実施することや、防衛省にサイバー企画調整官(仮称)を配置すること、平素からの情報収集・共有体制の構築・強化などが挙げられている。

 情報セキュリティ政策の強化施策は、国民を守る情報セキュリティ基盤の強化(102施策)、国民・利用者保護の強化(29施策)、国際連携の強化(15施策)、技術戦略の推進(24施策)、情報セキュリティに関する制度整備(7施策)。具体的な施策としては、各行政機関の最高情報セキュリティ責任者(CISO)による「情報セキュリティ対策推進会議」を設置することや、政府横断的な情報収集・分析システムの充実・強化、重要インフラの基盤強化、クラウド化に対応した情報セキュリティ確保方針の検討、情報セキュリティ安心窓口(仮称)の検討、サイバー犯罪に適切に対処する法整備の推進などが挙げられている。

 また、2009年度の年度計画「セキュア・ジャパン2009」に盛り込まれた施策の実施状況については、212施策のうち176施策(83.0%)は予定通り推進され、残りの施策についても25施策(11.8%)は数カ月以内には完了、11施策(5.2%)は今後の取り組みにより達成の見通しが立つとしている。


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(三柳 英樹)

2010/7/23 14:21