「QuickTime 7.6.7 for Windows」リリース、脆弱性を修正
米Appleは12日、脆弱性を修正した「QuickTime 7.6.7 for Windows」をリリースした。Windows 7/Vista/XP(SP2以降)に対応しており、同社ではWindowsでQuickTime 7を使っているすべてのユーザーに適用を推奨している。同社のソフトウェアダウンロードサイトまたはApple Software Update経由で入手できる。
この脆弱性は、細工された悪意あるムービーファイルを閲覧することで、意図せずにアプリケーションが終了したり、任意のコードを実行される恐れがあるもの。Appleによれば、QuickTimeがエラーログを生成する際のスタックバッファオーバーフローが原因。デバッグログを無効化することで修正したという。
なお、この問題はMac OS Xには影響しないとしている。
デンマークのSecuniaによると、極端に長いURLを含むSMILファイルなどによって脆弱性の悪用が可能。脆弱性の危険度を、5段階で上から2番目の“Highly Critical”とレーティングしている。
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(永沢 茂)
2010/8/16 13:54
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