モール型クーポン共同購入サイト「品品」、アライドアーキテクツが13日開設


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さまざまなジャンルの店舗が出店するのが特徴

 口コミマーケティングサイト「モニプラ」を運営するアライドアーキテクツ株式会社は3日、クーポン共同購入サービスを“モール型”で展開する「品品(シナジナ)プレミアムモール」のプレサイトを開設した。正式オープンは13日。

 一定数の購入者が集まることで取引が成立する「フラッシュマーケティング」の手法を用いたクーポン共同購入サービスに、企業が自社のショップをサイト内に出店するモール型の仕組みを導入したのが特徴。

 サービス開始時には、美容や雑貨、食品などを中心とした物販カテゴリーの店舗が出店し、9月下旬以降は飲食店や宿泊施設などのサービス業カテゴリーの店舗も順次出店する。10月上旬までに約40店舗が出店する予定。

 サイト内では、従来の共同購入サービスのシステムを踏襲した「プレミアムタイムセール」と、口コミを使ってクーポンを伝播させたユーザーに新たな割引クーポンを発行する「プレミアムクーポン」の2サービスを提供する。

 プレミアムタイムセールは、エリアやジャンルごとに「1日につき1商品」の取り引きを基本とする同業サービスと異なり、毎日さまざまなジャンルの商品やサービスのクーポンが出品される。

 クーポンの販売日時や割引率などの条件は、出店店舗が自由に設定可能。店舗が決めた数の購入希望者が集まると、クーポンの共同購入が成立する仕組み。決済はクレジットカードに対応する。

 プレミアムクーポンは、各店舗における初回購入時に発行されるもので、専用のURLをTwitterやブログ、メールなどで友人に紹介し、実際に購入につながった場合には、紹介元のユーザーに新たな割引クーポンが発行される仕組み。

 「店舗などで古くから行われている“お友達紹介優待”の制度をインターネット上に再現し、ソーシャル化したことで、リーチ率の大幅な上昇を実現した。ソーシャルメディア時代の新たなクーポンサービス。」(アライドアーキテクツ)

 多くの人にクーポン情報を伝播させた「口コミ影響力の高いユーザー」をデータベース化することで、出店店舗はこれらのユーザーにメルマガなどでクーポン情報を発信すれば、高効率な集客・販促活動が可能になるとしている。

 なお、サイト名の「品品」の由来は、「さまざまなジャンルのプレミアム名商品・サービス(=品品)が手に入る場所」という意味に加え、「口(クチ)」の字が並ぶことで多くの口コミが集まる様子を表しているという。

プレミアムタイムセールの注文画面プレミアムクーポンの注文後には、紹介用URLが発行される

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(増田 覚)

2010/9/3 10:00