“大人が得する”がキーワード、クーポン共同購入サイト「Verci」


「Verci(ヴェルチ)」ホームページイメージ

 株式会社VERCIは25日、飲食店やホテルなどを特別価格で利用できる割引クーポンを提供するクーポン共同購入サイト「Verci(ヴェルチ)を公開した。まずは東京、横浜・川崎エリアからサービスを開始し、順次全国に展開する。

 “大人が得する”をキーワードに同社が厳選したというレストランやホテル、エステなどの商品やサービスの割引クーポンを販売する。TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアでもクーポンや店舗の情報を発信し、口コミによる集客を図る。

 クーポンは1地域につき1業種1店舗に絞って提供し、販売期間は最長3日間。規定の購入者数が集まると購入が成立する。購入希望者はVerciにクレジットカード情報を登録しておき、購入が成立すると自動的に決済される。クーポンはウェブサイト上で発行される。

 クーポン共同購入サイト事業は、リクルートやUSENなどの大手に加えて、ベンチャー企業など数十社が参入している状況。8月には、米国で最大手のGrouponが株式会社クーポッドを買収し、日本市場に進出することも発表されたばかりだ。

 VERCIの高橋敬一代表取締役社長は、主に可処分所得の高いF1層(女性20~34歳)、F2層(女性35~49歳)を対象とし、「プレミアム感あふれる商材」で他社との差別化を図るという。今後は営業力強化を目的に、タウン誌との提携も視野に入れている。


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(増田 覚)

2010/8/25 06:00