「Unicode 6.0」が策定、絵文字が国際標準に
The Unicode Consortiumは11日、文字コード(コンピューターなどで扱うための文字の割り当て)である「Unicode Version 6.0」を策定した。携帯電話で利用される絵文字が「emoji」として取り入れられている。仕様の最終版は2011年初頭から利用できるようになるとのこと。
Unicodeは、コンピューター上でさまざまな文字を取り扱えるよう、コンピューター関連企業が参画するThe Unicode Consortiumによって策定される文字コード。今回策定されたVersion 6.0では、日本発の絵文字が含まれることになった。
The Unicode Consortiumでは「emoji(絵文字)は特に日本で利用されており、テキストメッセージなどで感情的な表現を担っている」と説明。Unicode 6.0では企業の垣根を超えて利用できるようにしたとしている。日本の携帯電話で利用される絵文字だけではなく、インドの通貨「ルピー」を示す絵文字なども含まれる。
公開された表(Code Charts)を見ると、ケーキや団子、サクランボ、木々、動物、人物の顔(表情)、時計、富士山、東京タワー、自由の女神、日本列島のシルエット、モヤイ像などが含まれている。ジャンルとしては、ピクトグラム、感情系(スマイルマークなど)、交通系(電車・バスなど)などが含まれている。
Unicode 6.0のコードチャートより |
関連情報
(関口 聖)
2010/10/14 11:32
-ページの先頭へ-