マイクロソフト、12月の月例パッチはIEの修正など計17件


 マイクロソフト株式会社は10日、12月15日にセキュリティ更新プログラム(修正パッチ)の公開を予定している17件のセキュリティ情報を公開した。脆弱性の最大深刻度は、4段階で最も高い“緊急”が2件、2番目に高い“重要”が14件、3番目に高い“警告”が1件。

 最大深刻度が“緊急”の2件のうち、1件はInternet Explorer(IE)に関するもので、マイクロソフトが11月4日にセキュリティアドバイザリを公表していた脆弱性を修正する。IE 8/7/6が対象で、現在マイクロソフトがサポートしているすべてのOS(Windows 7/Vista/XPおよびWindows Server 2008 R2/2008/2003)に影響があり、いずれの環境でも最大深刻度は“緊急”。

 もう1件の“緊急”の修正パッチはWindowsに関するもので、こちらも現在マイクロソフトがサポートしているすべてのOSが対象となるが、Windows XPおよびWindows Server 2003については最大深刻度が一段低い“重要”とされている。

 最大深刻度が“重要”の14件は、Windows関連が11件、Office関連が2件、サーバー関連(SharePoint)が1件。最大深刻度が“警告”の1件は、サーバー関連(Exchange)の脆弱性を修正する。


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(三柳 英樹)

2010/12/10 11:45