「Google日本語入力」開発版がアップデート、文字列の再変換に対応


 Googleは18日、日本語入力システム「Google日本語入力」の開発版をアップデートした。開発版を利用しているユーザーは、18日以降順次自動的にアップデートされる。バージョン番号は、Windows版が1.1.690.100、Mac版が1.1.690.101、オープンソース版が1.1.690.102。正式版に変更は無く、従来のままとなっている。

 最新の開発版では、Windows版とMac版で文字列の再変換に対応。この機能は再変換に対応しているアプリケーションでのみ利用できる。「MS-IME」「ATOK」「ことえり」の各キーマップにも再変換用のキーが追加されたが、キー設定が「カスタム」の場合には自動では再変換用のキーは追加されない。

 また、文字列の入力中にスペースキーなどで変換処理を行わなくても、リアルタイムに変換候補を表示する「リアルタイム変換機能」を標準で有効化。従来のバージョンではリアルタイム変換機能は標準では無効となっていたが、今回のバージョンから標準で有効化された。リアルタイム変換機能の設定は、設定ダイアログの「サジェスト設定」から行える。

 このほか、Windows版では文字入力パレットと手書き文字認識をサポートし、確定取り消し時にShift/Control/Altの押し下げ状態がクリアされる問題などを修正。Mac版ではCtrl-Backspaceキーによる確定取り消し機能を追加し、単語登録にも対応した。


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(三柳 英樹)

2011/4/18 16:39