スマホ含む携帯からのネット接続時間は1日32分、4年間で倍以上に


 株式会社博報堂DYメディアパートナーズは15日、「メディア定点調査2011」の結果を発表した。マスメディア4媒体とインターネット2媒体を合計した生活者のメディア接触時間は、1日平均350.0分。昨年の347.9分からほぼ横ばいだが、インターネットは増加が目立っているという。

 調査は、東京、大阪、愛知、高知に住む15~69歳の男女を対象にRDD方式で2953人を抽出。2月4日~17日に郵送で調査した。有効回答は2177件。

 これによると、各メディアの1日あたりの接触時間は、テレビが161.4分、ラジオが33.0分、新聞が23.3分、雑誌が18.6分、パソコンからのインターネットが81.7分、携帯電話(スマートフォンを含む)からのインターネットが32.0分だった。

 携帯電話からのインターネットは、2007年は14.1分だったため、4年間で2倍以上に増加した。動画共有サービスやネットショッピングのほか、Twitterなどのミニブログへの書き込みが増えたことが要因にあるとしている。

1日のメディア接触時間(性・年齢別)

 博報堂DYメディアパートナーズでは、メディア接触時間が合計6時間近くに達し、1日の4分の1に相当することを考えると、今後さらに増える可能性は低いと指摘。“ダブルスクリーン”“トリプルスクリーン”と言われるテレビとのながら利用などにより、パソコンや、スマートフォンを含む携帯電話からのインターネット利用時間が増加する傾向が強まるとみている。

 このほか、20代女性のミニブログ利用経験者が、2010年の47.2%から2011年は70.7%に急増したことなども報告している。


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(永沢 茂)

2011/6/16 19:14