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米MySpaceを、米広告ネットワークのSpecific Mediaが買収

歌手のジャスティン・ティンバーレイク氏が新サイトの戦略を担当


 米広告ネットワーク大手のSpecific Mediaは29日、米メディア大手News Corporation傘下のソーシャルネットワーキングサイトである米MySpaceを買収したと発表した。

 売却金額や合意内容の詳細は公開されていないが、News CorporationはSpecific Mediaの一部株式を取得するほか、アーティストのジャスティン・ティンバーレイク氏も買収に参加し、MySpaceのクリエイティブディレクションと戦略開発を行うことが併せて発表された。

 Specific Mediaは、米国の広告ネットワーク企業で、2011年4月のcomScoreによる調査によれば、広告ネットワークとしてはGoogle、Yahoo!、AOLに次ぐ規模となっている。

 発表によると、ティンバーレイク氏は、新サイトをアーティストとファンを繋ぐためのソーシャルインフラにし、MySpaceサイトをショー、動画、音楽などのオリジナルコンテンツを含む有料デスティネーションサイトに進化させていきたい考え。一方、Specific Mediaは、MySpaceを使って、友人と好きな広告を共有するなどのバイラルな広告キャンペーンを展開し、顧客企業のブランド構築を図る。

 News Corporationは2005年にMySpaceを買収し、一時期は米Facebookとともにソーシャルネットワーキングサイト首位の座を激しく争っていた。しかしその後、度重なる戦略の失敗によってFacebookに大きく差を開けられてしまい、News Corporationが売却先を探しているとの報道がたびたびなされていた。

 ティンバーレイク氏は米国の歌手で、グラミー賞、エミー賞を複数回受賞。近年は俳優業にも進出し、昨年はFacebookの創業時をモデルにした映画「ソーシャル・ネットワーク」の中で、Napsterの共同創業者で、Facebook創業者に多大な影響を与えたとされるSean Parker役を演じたことが話題となった。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2011/6/30 11:31