「Skype for iPad」公開、大画面で双方向ビデオ通話が可能


 ルクセンブルクのSkypeは2日、iPad専用アプリ「Skype for iPad」を公開した。現在のバージョンは「1.0.1273」で、App Storeから無料でダウンロードできる。iOS 4.0以上のiPad/iPad 2で動作する。日本語を含む16カ国語に対応し、Wi-Fiと3G回線にて他のSkypeと同様に利用できる。

Skype for iPad(Skype公式ブログの動画より)

 Skype for iPadについて、Skypeの製品・マーケティング担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネジャーであるNiel Stevens氏は「iPadの広い画面を生かすとともにユーザー体験を最適化し、新しいインターフェイスによって直感的な操作性を実現した」と、特徴を説明している。

 このコメントの通りに、ログイン後にSkypeを開くと、すべてのコンタクトのプロフィール画像がグリッド上に表示され、たくさんのコンタクトがあっても見つけやすくなっている。会話したいコンタクトをタップするとメニューがポップアップし、音声通話、ビデオ通話、インスタントメッセージなどを選択し、会話を開始できる。また、履歴ウィンドウのユーザーインターフェイスもiPadの広い画面を生かし、会話履歴の表示や通話再開がしやすくなっている。

 特に、iPadの大画面を生かしたビデオ通話は目玉機能といえそうだ。毎秒15フレームのVGA画質(640×480)でのビデオ通話が可能で、通話相手はすべてのSkypeプラットフォーム(iPhone、Android、Mac、Windows、HDTV)に対応している。iPad 2はフロントカメラを搭載しているため双方向ビデオ通話が可能だ。しかし初代iPadではビデオの受信のみが可能となっている。また、ビデオ通話中にインスタントメッセージのやりとりも可能だ


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2011/8/3 11:23