Google Adwordsの自動支払いで不具合、一部ユーザーの広告が掲載停止に


 グーグル株式会社は、「Google AdWords」でクレジットカードによる自動支払いを利用している一部のアカウントにおいて不具合が発生していることを明らかにした。広告掲載料の支払い時にエラーが発生し、広告掲載が強制的に停止されることとなった。

 該当者には25日時点で、「Google AdWords: お支払いの不承認と広告掲載の停止について」という件名のメールが送信されていた。メールでは支払いが承認されなかったため、広告掲載が間もなく停止する可能性があると忠告。未払いの残高を支払うよう促していた。

 しかし翌26日に該当者へ送信したメールでは、グーグル側の料金システムの不具合があったと報告。クレジットカードでの自動支払いを利用している複数の広告主に対して、正常なカードでも請求が処理されず、広告掲載が停止する現象が発生していると説明した。

 現在、グーグルの技術担当チームが不具合を修復しているという。26日朝の時点で不具合が段階的に解消され、いくつかのアカウントでは正常に広告掲載が再開されているというが、すべてのアカウントでの広告掲載が再開されるめどはたっていない。
 
 広告掲載の継続を希望するユーザーの一時的な対処方法としては、コンビニ支払いによってアカウント内の未払い残高を支払うことで、広告掲載が再開されるという。コンビニ支払いは、決済後数時間から48営業時間内でアカウントに入金が反映される。

 なお、Google Adwordsのヘルプフォーラムでは、今回の不具合で広告掲載を停止されたというユーザーからの苦情が相次いでいる。広告掲載再開を希望するユーザーからは、不具合解決後に請求すればよいのではないかといった声も上がっている。

 この意見に対してグーグルは、Google Adwordsの広告掲載は支払いと連動しているため、不具合に伴い広告掲載が停止していると説明。現時点では、コンビニや銀行で支払うことが解決方法だとしている。

 なお、グーグル広報部によれば、今回の不具合の影響を受けたユーザーの数は非公表だとしている。


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(増田 覚)

2011/8/26 15:19