リクルート、ウェブアプリ開発コンテスト「Mashup Awards 7」開催、応募受付開始

IT女子部による「MUP48」結成、「MUP48賞」も


Mashup Awards 7実行委員長の羽野仁彦氏

 株式会社リクルートの実証・研究機関であるメディアテクノロジーラボは9月7日、今年で7回目となる「Mashup Awards 7」(以下MA7)の開催を発表した。応募期間は9月7日より11月7日まで、授賞式は12月11日に開催される。最優秀賞には100万円の賞金が贈られるほか、80以上の賞が設けられている。

 7回目となる今回は協賛企業数46社、API数は181となった。応募者はこれらのAPIを自由に使ってウェブアプリケーションを開発できる。応募作品数は、第1回の56作品から昨年の第6回には544作品とほぼ10倍まで増加したが、今年は600作品の応募数を目指している。

 選考方法については、従来は一次審査二次審査という形で審査を行ったが、今回は米国も含め、各地で優秀作品を選出し、選出作品を第二次審査により最終的に5作品まで絞り込む。優秀作5作品は12月11日の授賞式でプレゼンを行い、当日最優秀賞を決定する。MA7実行委員長の羽野仁彦氏は新しい選考方法について、「日本各地でのプレゼン予選も開催し、全国で盛り上げていきたい」とコメントした。

 今年は、MA7三大応援企画として、エンジニアを応援する企画、企業・コミュニティを応援する企画、ニッポンを応援する企画の3つのテーマを設ける。エンジニアを応援する企画としては、エンジニアやプランナー、デザイナーの出会いの場となる「Mashup MeetUp」を実施するほか、協賛企業らによるセミナーイベント「Mashup Caravan」、日帰り開発合宿「Mashup Camp」を実施。

 企業コミュニティを応援する企画としては、今年盛り上がったIT女子会と連携する。IT女子会では、「ジオガールズ」「Android女子部」「スマホガール」「GTUG Girls」「mixi Girls Hackathon」「Mashup女子部」などのIT女子会が結集し、有志による「MUP48」を発足。MUP代表を務めるスマホガールの田中里実氏をはじめとしたメンバー数は現在23人で、新規メンバーも募集中だ。MA7では「MUP48賞」を設置、女子会メンバーも審査に参加する。

 リーディングパートナーとしては、NTTドコモ、日本マイクロソフト、ヤフー、楽天、ミクシィ、クアルコムジャパン、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ、クックパッド、サイバーエージェント、ペイパルジャパン、リクルートの11社が参加。

 Azuleのほか、今回からWindows Phone SDKも提供するマイクロソフトはスティーブ・バルマー氏の決めぜりふから「Developer, Developer, Developer!!賞」、NTTドコモが「Mashup Innnovation on Android賞」、楽天が「Social Shopping賞」などリーディングパートナーは各社それぞれにテーマ賞を設ける。
 

MUP48代表の田中里実氏。現在23名のメンバーは48名まで増やす予定だというMA6を受賞してアプリケーションの知名度がさらに上がったという、「育児日記 EmiriSystem」でMA6最優秀賞を受賞した上田哲郎氏
IT女子が結集した「MUP48」のみなさんリーディングパートナー各社と、「MUP48」で記念撮影

 


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(工藤 ひろえ)

2011/9/7 16:23