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シャープの「AIoT家電」、業界最多の5カテゴリー77機種が「JC-STAR」★1取得

 シャープ株式会社は8月6日、AIとIoTを組み合わせた「AIoT家電」の5カテゴリー(冷蔵庫、空気清浄機、ウォーターオーブン「ヘルシオ」、洗濯機、エアコン)77機種において、IoT製品のセキュリティラベリング制度「JC-STAR」の「★1」を取得したと発表した。同社によれば、今回の取得数は家電業界で最多。

 JC-STARは、IoT製品のセキュリティ機能を共通の基準で評価・可視化することを目的としたラベリング制度。経済産業省および独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の主導により策定された。「★1」~「★4」の4段階が設定されており、メーカー自らがチェックを実施してラベルの申請を行う「★1」については、2025年3月より運用されている。

 「AIoT」はシャープ独自のネーミング。同社では「ネットワークでつながれた家電が知性と愛情をもって、人に寄りそう世界」を目指すとし、クラウド連携や学習機能を持つ家電製品をラインアップに持つ。今後は、さらなるカテゴリーや機種の拡大、および新製品のJC-STAR適合ラベルの取得を推進し、AIoT家電を安心して利用できるよう、セキュリティ対策に取り組んでいくとしている。