12月発売の新刊「IT時代の震災と核被害」から「グーグルの72時間」を無償公開


「IT時代の震災と核被害」1890円
392ページ/四六判
ISBN:978-4-8443-3114-8

 株式会社インプレスジャパンは、12月8日に発売する書籍「IT時代の震災と核被害」(1890円)から、巻頭ドキュメント「グーグルの72時間」全27ページをPDFフォーマットで無償公開した。

 地震発生からわずか2時間弱で、グーグルは安否情報確認ツール「パーソンファインダー」を公開。67万件以上の登録者数を集め、大きな注目を集めたが、巻頭ドキュメント「グーグルの72時間」ではその舞台裏で何が行われていたのかをレポートする。

 書籍ではグーグルのほか、ヤフー、Amazon、SPEEDI、スパコン「京」などの取材レポートも掲載。東日本大震災は、災害時の情報伝達ツールとしてインターネットが有効活用された初めての例となったが、東 浩紀氏、飯田哲也氏、宮台真司氏、津田大介氏、武田 徹氏、神保哲生氏らによるIT論メディア論も収録した。加藤典洋氏と池田清彦氏の対談では、原発推進論の批判も飛び出すなど、ITと複合大災害を多角的に考察する内容となっている。

 巻頭ドキュメント「グーグルの72時間」は、11月22日にインプレスジャパンサイトで無償公開を開始したほか、近日中に、アマゾンのなか見!検索でも公開する予定だ。




関連情報

(工藤 ひろえ)

2011/11/22 15:33