「Google Takeout」のデータお持ち出しメニューに「Google Docs」追加


 米Googleは24日、「Google Takeout」サービスが「Google Docs」にも対応したと発表した。

 Google Takeoutは、Googleの各種サービスでクラウド上に保存されているユーザーの各種データをエクスポートする機能を、一元的に提供するためのサービス。これまで、Google+やGoogle Buzz、Picasa ウェブ アルバム、アドレス帳などに対応しており、サービスごと、あるいは全部一気にデータをZIPアーカイブに固めてダウンロードできるようになっていた。

 Google Docsのドキュメントは、従来もGoogle Docsのインターフェイス上からダウンロードできたが、今回、Google Takeoutのインターフェイス上からまとめてエクスポートできるようになった。

変換先フォーマットの設定画面

 ドキュメントの種類ごとに、どのフォーマットに変換するのかの設定もまとめて行えるのも便利だ。文書はWord、ODF、PDF、リッチテキスト(RTF)、プレーンテキストから、画像はPDF、JPEG、PNG、SVGから、プレゼンテーションはPowerPoint、ODP、PNG、プレーンテキストから、スプレッドシートはExcel、ODS、PDFからぞれぞれ選択できる。

 アーカイブ化する際には、含まれるファイル数とアーカイブファイルの推定容量も表示。ファイルが大量にあってアーカイブに時間がかかる場合は、アーカイブ完了時にメールで通知してくれる機能もある。

ファイル数およびアーカイブファイルの推定容量の表示

 Google Takeoutは、ユーザーのデータを容易に移動できるようにするための技術を開発しているGoogleのプロジェクト「Data Liberation Front」が手がけている。「Liberation」は「解放」の意味。


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(永沢 茂)

2012/1/25 18:18