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ヤフー、無料の乗換案内アプリ新バージョン、終電後の最善策も検索可能


 ヤフー株式会社は16日、Android向けの路線検索アプリをバージョンアップし、「乗換案内 Yahoo!ロコ」として大幅な機能追加や機能強化を行った。バージョン番号は「2.0」で、Android Marketから無料でダウンロードできる。Android 2.2以上に対応する。iPhone版も3月上旬にバージョンアップする予定だ。

 乗換案内 Yahoo!ロコでは、駅から駅までの交通機関のルート検索にとどまらず、その前後を含めた地点から地点までの検索もカバーしているのが特徴だ。例えば、現在地から最寄り駅までのルートや、降車駅を出た後の目的地までの徒歩ルートもカバーする。路線検索サービスだけでなく地図サービスも保有しているヤフーの強みだ。同社が無料提供している地図アプリ「Yahoo!ロコ 地図」をインストールしていれば、連携して徒歩ルート区間を地図上に表示できる。

トップ画面 音声入力 検索結果一覧

 今回のバージョンアップでは、あらかじめ自宅の場所を登録しておくことで、GPSで取得した現在地から自宅までの検索を簡単に行えるようにした。また、出発地・目的地を指定するのに音声入力にも対応。「○○から○○まで」と話すだけで入力できる。画面を見つめながらの危険な歩行中の文字入力を回避できるとともに、酔った状態での文字入力の間違いも軽減できるという。あわせて、地図上からの指定も可能になった。

 無料アプリでありながら、全国約130事業者のバスルートおよび時刻表に対応しているのも乗換案内 Yahoo!ロコの特徴だが、バージョンアップにより、現在地周辺のバス停を検索し、地図上から指定できるようになった。バスルートの表示にも対応する。

地図からの出発地・目的地検索 地図からのバス停検索 地図からの出発地・目的地指定

 さらに、鉄道・バスともに、検索したルートの途中にある駅やバス停をすべて一覧表示する機能を追加した。これは特に、不案内なエリアで初めて乗るようなバス路線において、降車するバス停がどのぐらい先なのかタイミングをはかるのに心強いという。このほか、乗り過ごし防止のために、途中のすべての乗換駅の手前でスマートフォンのアラームを鳴らすことも可能だ。降車する何分前にアラートするかも設定できる。また、乗換駅で階段やエスカレーター、エレベーターなどに近い車両を確認できる情報ページも追加した。

検索ルート詳細 停車駅一覧 乗換乗車位置

 路線検索サービスでは通常、出発時刻や到着時刻、始発、終電といった条件を指定できるが、乗換案内 Yahoo!ロコでは「終電後検索」ボタンを搭載した点も注目される。これは、いわば終電後の最善策を検索できる機能だ。一般的なルートではもう終電を過ぎてはいるものの、通常は乗り替えないような離れている駅と駅の間を徒歩にしたり、深夜バスを使用するなどして、なるべく目的地の近くまでたどり着ける方法を提示してくれる。通常の路線検索よりも歩く距離の最大値の条件を緩和するなどして検索する、ヤフー独自のアルゴリズムだという。

 自宅の最寄り駅ではなくとも、ある程度近くまで行けることがわかれば、あとは気合いを入れて歩くという選択があるほか、家人に頼んで迎えに来てもらう方法もある。あるいはタクシーを使うにしても、タクシー代を最小限に抑えることが可能だ。終電後検索の効果が発揮できるシチュエーションをふまえ、現時点では同社の乗替案内サービスの中でもAndroidアプリのみに実装した。

終電後検索結果 運行情報投稿画面 運行情報詳細画面

 遅延などの運行状況もアプリから確認できるようになった。鉄道事業者からの公式情報のほか、ユーザーから投稿された運行状況・理由・混雑状況などの情報も表示される。さらに、ヤフーが運営するツイートのリアルタイム検索サービスの検索結果も参照できる。

 このほか、細かな便利機能として、検索した乗換経路をテキストとしてメールに送信したり、スマートフォンのカレンダーに登録できる機能もある。

便利機能メニュー 路線図は、首都圏、名古屋、大阪、福岡の4都市を収録 時刻表




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(永沢 茂)

2012/2/16 16:00