「Windows 8」のコンシューマープレビュー版が公開


 米Microsoftは2月29日、次期OS「Windows 8」のコンシューマープレビュー版(CP版)を、スペインのバルセロナで開催されているモバイル関連イベント「Mobile World Congress 2012」で発表し、コンシューマープレビュー版のダウンロード配布を開始した。

Windows 8のスタート画面

 コンシューマープレビュー版は、x64(64ビット)版とx86(32ビット)版が用意されており、日本語版、英語版、簡体字中国語版、フランス語版、ドイツ語版の5言語版が公開されている。セットアッププログラムと、ISO形式のファイルがダウンロードできる。

 必要なハードウェア要件は、x86版はCPUが1GHz以上、メモリが1GB、HDD容量が16GB。x64版はCPUが1GHz以上、メモリが2GB、HDD容量が20GB。Direct X 9に対応したグラフィックデバイスが必要になるほか、タッチ操作を利用するためにはマルチタッチ対応のディスプレイなどが必要となる。

 Windows 8は、タッチ操作のために設計された新たなユーザーインターフェイス「Metroスタイル」を導入する次期Windows OS。OSにログインすると、アプリなどがタイル状に並ぶMetroスタイルのデスクトップが表示され、従来型のデスクトップにはMetroスタイルから切り替えて使う形となっているなど、Metroスタイルでの利用を基本としたユーザーインターフェイスとなっている。

 Metroスタイルに対応するアプリの配布・販売ストア「Windows Store」が用意され、ウェブブラウザーには次期バージョンのInternet Explorer 10を搭載。また、Windows 8では、従来のx86ベースのアーキテクチャーに加え、タブレット端末などで広く使われているARMベースのアーキテクチャーにも対応する。


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(三柳 英樹)

2012/3/1 01:12