“鉄道版ストリートビュー”ついに公開、スイス・アルプス越えの絶景ルート


 米Googleは27日、スイス・アルプス登山鉄道の「ストリートビュー」を公開したと発表した。

「Street View Gallery」の「Swiss Alps」コレクション。レイクビュー、トンネル、ベルギュン付近など5つのカテゴリーでまとめてらている

 スイスのレーティッシュ鉄道およびユネスコと協力し、アルブラ線~ベルニナ線のうち122kmを撮影したという。この路線は、アルプス山脈を越える絶景鉄道ルートとして知られており、ユネスコの世界遺産にも認定されている。

 この鉄道版ストリートビューには、Google Mapsの該当地域からアクセスできるほか、「Street View Gallery」のサイトにも「Swiss Alps」コレクションとしてまとめられている。

 Googleが同路線で鉄道版ストリートビューを撮影したことは、2011年10月にすでに発表されていた。撮影は、ストリートビュー撮影用の3輪自転車「トライク」を平台型の貨車に積み込み、登山列車の先頭に連結して走行することで行われた。

鉄道版ストリートビューの撮影シーン(Googleが2011年10月に公開していたPicasa ウェブ アルバムより)。Googleによれば、「ストリートビュー上で列車に乗れる」体験を提供するのは今回が初めて。ただし、ストリービューと同じようなインターフェイスで店舗や施設などの内部を360度見渡せるサービス「おみせフォト」の仕組みによるものは、京都・嵯峨野トロッコ列車のルートから撮影した風景がすでに2012年2月から公開されている




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(永沢 茂)

2012/3/28 19:10