自分のメール返信は遅い? Gmailの利用傾向をグラフにする「Gmail Meter」
Gmail利用傾向を解析し、わかりやすいグラフにして定期的にレポートしてくれる機能を提供するスクリプト「Gmail Meter」を、米Googleが19日付のGmail公式ブログにて紹介している。
Gmail Meterは、Google Docsのスクリプト言語「Google Apps Script」で開発されており、サードパーティ製スクリプトを公開できる「Script Gallery」に登録されている。開発したのは、このギャラリー投稿数1位のRomain Vialard氏。
Gmail Meterで確認できる統計データの種類としては、重要なメールやスター付きメールの数、メール送受信数、メールトラフィックの日ごとのパターン、ラベルなどメール分類の傾向、送受信されるメールの返信までの時間、メールの長さ(ワード数)、スレッドの長さの傾向など多岐にわたる。
重要メール、スター付きメールなどの数 | メールトラフィック |
メールのワード数 | 返信までの時間 |
Gmail Meterを利用するには、Google Docsで新規スプレッドシートを開き、「ツール」から「Script Gallery」を選択。検索によって「Gmail Meter」を選んで「Install」する。なお、Script Galleryなどのユーザーインターフェイスはまだ日本語化されていない。インストール後は、スプレッドシートにGmail Meterのメニューが表示されるため、そこからレポートの種類を選択できる。
Gmail Meterを利用すると、自分のメールの癖を発見できる。例えば、他の人に比べて返信までの時間が長かったり、長すぎるメールを書いているかもしれない。また、メールを送受信するパターンを調べることで、スケジュール管理を改善できる可能性もある。新年度を迎え、こうした傾向を知ることは、重要ツールであるメールを上手に使いこなす良い機会となるかもしれない。
Scripts GalleryにはさまざまなGoogle Apps Scriptが登録されており、Google Docsなどサービスの機能拡張に利用できる。また、自らスクリプトを開発して業務効率化に使用することも可能だ。
関連情報
(青木 大我 taiga@scientist.com)
2012/4/20 12:17
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