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米Google、提供中止など見直し対象サービス発表〜One PassやLinux版Picasaなど


 米Googleは20日、利用頻度の低かったサービス、ソフトウェア、APIの提供を終了または変更することを発表した。この中には、特許検索のPatent Searchウェブサイト、Google Flu Vaccine Finderが含まれているほか、開発者向けAPIの非推奨ポリシーにも大きな変更が加えられた。

 これらの措置は、Google共同創業者Sergey Brin氏がCEOに就任して以来定期的に行われており、「より重要な製品に集中するため」に行うとされている。

 APIを利用する開発者にとって重要な変更が発表されている。Google App Engine、Google Maps/Earth、YouTube、これら4サービスのAPIについて、2014年4月から非推奨ポリシーの適用年数がこれまでの3年から1年に短縮され、文面もわかりやすく、シンプルにされる。

 それ以外の多くのAPIについては、2015年4月から非推奨ポリシーの適用を廃止する。

 一方で、利用頻度の低いModerator API、Legacy Portable Contacts API、アカウント認証APIの一部、Google Chart Toolsについては今回から非推奨となるなど、古くなったAPIにも見直しが加えられた。いずれも開発計画、既存サービスに影響が出るために開発者は注意する必要がありそうだ。

 インフルエンザ流行を地図上に示す「Google Flu Vaccine Finder」はサービスを停止し、同様のサービスを提供しているHealthMapに機能を引き継ぐとしている。

 関連するウェブ情報を表示できる実験的ブラウザーアシスタント「Google Related」は数週間以内にサービスを中止。「Google Sync for Blackberry」は2012年6月1日付けでサポートを中止する。インストール済みユーザーは引き続き使用できるが、6月1日以降新規ダウンロードはできない。既存ユーザーには「Blackberry Internet Service」または「Google Apps Connector for Blackberry Enterprise Server」への移行を推奨する。

 さらに、Google TalkモバイルWebアプリは中止。既存ユーザーはAndroidのGoogle Talkネイティブアプリや、他のXAPP互換アプリを使用するよう推奨している。

 また、インターネットニュースウェブサイト向け決済プラットホーム「One Pass」は既に停止されたと発表。引き続き出版社とともに新ツールを開発し続けるとしている。

 特許検索ホームページ「Google Patent Search」は「google.com」にリダイレクトされることになった。すでに「google.com」では米国特許検索を同等レベルでかつ2倍の速度で読込みが可能だ。今後は米国以外の国の特許検索、また新機能を追加していきたいとしている。

 さらに「Picasa for Linux」の提供は中止される。既存ユーザーは引き続き利用できるが、アップデートは行われない。

 また「Picasa Web Albums Uploader for Mac」と「Picasa Web Albums Plugin for iPhoto」の新規ダウンロードを中止する。すでにインストール済みのユーザーは引き続き利用できるが、Googleでは同等機能を組み込んでいる「Picasa 3.9 for Mac」への移行を強く推奨している。



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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2012/4/23 06:00