「Firefox 13」ベータ版公開、よく使う機能へのアクセスが容易に
Mozillaは27日、次期バージョンのウェブブラウザー「Firefox 13」のベータ版を公開した。Windows版、Mac版、Linux版がMozillaのサイトから無料でダウンロードできる。正式版公開は6月5日の予定。
Firefox 13では、スタートページのデザインを刷新し、よく利用する機能やページをワンクリックで開くショートカットメニューをスタートページ下部に表示することで、簡単にアクセスできるようにした。
新しくなったスタートページ |
これまで新しいタブを開いた場合には空白ページが表示されていたが、最近開いたページやよく表示するページのサムネイル画像を表示する「新しいタブ」ページを導入。ページ右上のボタンをクリックすると、サムネイル画像の表示・非表示を切り替えられる。
「新しいタブ」ページ |
また、Firefoxに重大な問題が生じた場合などに、ブックマーク、保存されているパスワード、ページ表示履歴、入力フォーム履歴、Cookieを除くすべてのデータや設定を削除して、Firefoxを初期状態に戻せるようにした。
パフォーマンス面では、ウェブページの読み込み速度を高速化する「SPDYプロトコル」に対応し、GoogleなどのSPDY対応サイトで読み込み時間を短縮した。このほか、長時間使っていないプラグインをアンロードし、メモリ使用量を削減するなどの改善を図った。
なお、Android版については「Firefox 14」へ向けて抜本的な設計改良が行っているといい、Firefox 13のリリースはスキップされる。
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(増田 覚)
2012/4/27 17:27
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