住信SBIネット銀行を騙るフィッシングに注意


 住信SBIネット銀行を騙るフィッシングメールとフィッシングサイトが確認されたとして、フィッシング対策協議会が注意を呼び掛けている。このフィッシングサイトは「.cn」ドメインを用いたもので、7日16時30分現在まだ稼働中だという。

 手口は、顧客の口座に異常が発生していないかを確認すると偽り、フィッシングサイト上でユーザーネーム、ログインパスワード、取引パスワード、認証番号表(乱数表)を入力させるというもの。特に認証番号については、表に記載されているすべての番号(6×4マス)を入力するよう促すパターンだ。

住信SBIネット銀行を騙るフィッシングサイト(フィッシング対策協議会の緊急情報より画像転載)

 住信SBIネット銀行では、同社から顧客に対して電子メールでこうした情報を照会することはないとして、心当たりがない宛先からの不審なメールに記載されたリンク先はクリックしないよう注意を促している。

 なお、住信SBIネット銀行によると、今回のフィッシングメールは、同行に口座を保有する顧客に限らず不特定多数に発信されているとの情報が寄せられているとしている。

 乱数表をまるごと入力させる同様のパターンは、フィッシング対策協議会が最近報告しているだけでも複数確認されており、新生銀行、大和ネクスト銀行、三井住友銀行を騙るフィッシングに続いて4例目。


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(永沢 茂)

2012/5/7 17:59