米Yahoo!、学歴詐称を指摘されていたCEOのScott Thompson氏を解任

　米Yahoo!は13日、CEOのScott Thompson氏を解任し、グローバルメディア部門の副社長を務めるRoss Levinsohn氏が暫定CEOに就任すると発表した。

　Thompson氏は、2011年9月にCEOを解任されたCaroll Bartz氏の後継として、2012年1月にCEOに就任したばかりだった。Yahoo!の株主であるThird Point LLCは5月3日、Thompson氏が学歴詐称を行なっているとする調査結果を明らかにし、Thompson氏や、Thompson氏をCEOとして採用する際に責任者であった取締役のPatti Hart氏などの退任を要求。Yahoo!では調査のための特別委員会を設置し、Roy Bostock会長とHart氏など5人の取締役は次回の株主総会で取締役には立候補しないとしていた。

　この問題について、Yahoo!ではThird Point LLCと合意に達し、Thompson氏とともに、Bostock会長など5人の取締役も辞任すると発表。新たな会長には取締役のFred Amoroso氏が就任し、Third Point LLCからDaniel Leob氏など3人がYahoo!の取締役に加わる。