NECアクセステクニカ、ホームルーター部門で「World IPv6 Launch」に参加

　日本電気株式会社（NEC）とNECアクセステクニカ株式会社は、6月6日の「World IPv6 Launch」に「ホームルーターベンダー」カテゴリーでの参加を表明した。

　World IPv6 Launchは、Internet Society（ISOC）の提唱により世界規模で実施されるイベント。2011年にはIPv6への対応を1日だけ行う「World IPv6 Day」が実施されたが、今回のWorld IPv6 Launchでは6月6日以降、恒久的にIPv6対応を行う企業や組織の参加を呼びかけている。

　World IPv6 Launchの参加カテゴリーには、ウェブ事業者、ホームルーターベンダー、ネットワーク事業者（ISP）の3カテゴリーがあり、NECアクセステクニカはホームルーターベンダーカテゴリーで参加する。ホームルーターベンダーカテゴリーで現在参加を表明している企業はNECアクセステクニカの他、Cisco、D-Link、ZyXEL Communicationsの計4社。

　NECアクセステクニカでは、2001年からIPv6に関する研究開発や実証実験、関係各社との共同検討などを進め、2011年4月からはKDDIの「auひかり」サービス向けにIPv6対応ホームゲートウェイを提供している。今回のWorld IPv6 Launchにはこのauひかり向けのホームゲートウェイで参加するという。

　NECアクセステクニカでは今後、無線LANルーターのAtermシリーズや、その他の事業者向けホームゲートウェイについても、ユーザーに混乱が生じないよう計画的にIPv6対応を進めていくとしている。