Chromeの拡張機能によるメモリ消費削減に着手~夏終わり頃に新API公開へ
Google Chromeの拡張機能によるメモリ消費削減の新しい仕組みが、Google Chromeデベロッパーチャンネルで公開されている。
この新しい仕組み「Event Pages」は、Chromeベータや、安定版チャネルで夏の終わりごろには公開される計画だ。
Chromeで拡張機能を多数インストールしていると、かなりのメモリを消費する場合がある。これは、拡張機能がバックグラウンドページで動作しているためで、Chromeのタスクマネジャーを開くと、各拡張機能のメモリ消費の様子を知ることができる。普段使用していない拡張機能でも、多大なメモリを消費していることがある。拡張機能によるメモリ消費の問題はFirefoxなど他のブラウザでも同様に起こっている。
Event Pagesを使用すると、バックグラウンドページで常時動作せず、イベントを取り扱う時にのみEvent Pageを読み込み、イベント終了次第メモリを開放することができる。これによってChromeで使用するメモリを削減できることになる。
現在Event Pages APIドキュメントが公開されている。まだ正式リリースではないが、特にメモリ消費が多い拡張機能開発者は、この利用を検討することが可能だ。
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(青木 大我 taiga@scientist.com)
2012/6/25 06:00
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