トレンドマイクロ、スマホ・タブレットのBYOD実態調査
~禁止の企業でも5割以上が個人所有端末の業務利用経験有り
トレンドマイクロ株式会社は、スマートフォン、タブレット端末のBYOD(Bring Your Own Device:個人所有端末の業務利用)に関するWebアンケート調査を2012年6月21日~6月22日の2日間にわたって実施した。有効回答数は1548名。
BYODの運用ルールについては、企業がBYODを「許可している」12.6%、「ポリシーやルールがない」31.2%、「禁止している」28.5%、「わからない」27.7%と、まだBYODに関するポリシーやルールの整備が十分になされていない実態が明らかになった。
一方、個人所有端末での業務利用経験については、全体では53.1%が利用経験ありと回答。利用経験があると回答した人の割合は、「許可している」企業では72.7%、「ポリシーやルールがない」企業では62.7%、「禁止している」企業では54.8%と、運用ポリシーにより利用経験者の割合に差があるものの、禁止している企業においても5割以上がポリシー・ルールに反して個人所有端末を業務で利用した経験があることがわかった。
また、BYODに関するポリシーやルールを制定している企業でも、「ポリシーやルールは強制力、抑止力が十分ある」と回答したのは23.8%に留まっており、ポリシーやルールを整備しても、実際の運用において実効性が十分でないケースも多いことが伺える。
BYODのポリシー・ルールの整備状況(N=1548) | ポリシーやルールでBYODを禁止している企業におけるBYODの経験(N=440) |
関連情報
(工藤 ひろえ)
2012/6/29 13:57
-ページの先頭へ-