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偽ソフト「SMART HDD」の感染相次ぐ、トレンドマイクロが注意喚起


 トレンドマイクロ株式会社は23日、セキュリティソフトやシステム修復ツールを装い、ユーザーから金銭を詐取しようとする偽ソフトへの感染被害が相次いでいるとして注意喚起した。

 同社のサポートセンターに寄せられた偽ソフトの被害報告数は、2011年6月の288件をピークにしばらく100件以下を推移。しかし2012年1月には200件近くに増え、3月は350件に達した。4月は「SMART HDD」という偽ソフトに感染したという被害報告だけで75件も寄せられた。

トレンドマイクロに寄せられた偽ソフトの被害報告数

 偽ソフトは頻繁に名前を変え、ユーザーを混乱させる特徴があるという。例えば、2月には「Internet Security」という偽ソフトが多く確認されたが、3月には「System Check」や「Security Shield」、4月には「SMART HDD」や「Smart Fortress」という偽ソフトの被害数が急増した。

 これらの偽ソフトは新種や亜種が頻繁に入れ替わり、インストールしてある各種ソフトの脆弱性を突いて侵入する事例が多いため、セキュリティソフトで検知できない可能性もあるという。感染の予防策としてはセキュリティソフトに加え、ソフトを最新の状態にすることが重要だとしている。また、同社は感染時の対策として、専用駆除ツール「Fake Antivirus Remover」を無償提供している。

「System Check」の画面
「Smart HDD」の画面
「Smart Fortress」の画面

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(増田 覚)

2012/4/24 16:45