紀伊國屋書店がEPUB3に正式対応、電子書籍ストアで8月より順次販売開始


 株式会社紀伊國屋書店は4日、電子書籍ストア「紀伊國屋書店BookWebPlus」で取り扱う電子書籍フォーマットとして、EPUB3への正式対応を発表した。同フォーマットの電子書籍コンテンツの受け入れを7月下旬より開始し、8月中に順次販売を開始する予定。EPUB3フォーマットの文芸書やコミックなどを取り扱いラインナップに追加していく。

 紀伊國屋書店BookWebPlusで販売するEPUB3フォーマットの電子書籍は、同社が提供する電子書籍アプリ「Kinoppy」で閲覧可能。アプリは、iOS向け「Kinoppy for iOS」、Androidスマートフォン/タブレット向け「Kinoppy for Android」、Windows向け「Kinoppy for PC」があり、EPUB3対応版を順次リリースする。

 EPUB3は、IDPF(International Digital Publishing Forum)が2011年10月に正式勧告した国際標準の電子書籍フォーマット。日本語の縦書きやルビなども表示できるとしている。

 EPUB3への正式対応により、Kinoppyで対応する電子書籍フォーマットは、.book、XMDF、HyComicを含めて4種類になる。さらに近日中に、PDFへの対応も予定している。


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(永沢 茂)

2012/7/4 12:57