米Microsoft、2012年第4四半期決算は上場以来初の赤字


 米Microsoftは19日、2012年度第4四半期(4月~6月)の決算を発表した。売上高は180億5900万ドル(前年同期比4%増)、営業利益は1億9200万ドル(同97%減)、当期純損失は4億9200万ドルで、上場以来初の赤字となった。

 2007年に買収した広告企業のaQuantiveの評価損により、61億9300万ドルを減損処理したことで大幅な減益になった。また、Windows 8優待購入プログラムに伴い、5億4000万ドルが繰延収入となっている。

 事業別の売上高は、WindowsおよびWindows Live部門が41億4500万ドル(前年同期比13%減)、サーバーおよびツール部門が50億9200万ドル(同13%増)、オンラインサービス部門が7億3500万ドル(同8%増)、ビジネス部門が62億9100万ドル(同7%増)、エンターテインメント部門が17億7900万ドル(同20%増)。

 2012年度通期(2011年7月~2012年6月)の決算は、売上高が737億2300万ドル(前年比5%増)、営業利益が217億6300万ドル(同20%減)、純利益が169億7800万ドル(同27%減)。


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(三柳 英樹)

2012/7/20 15:41